まずはおさらいということで。
東京五大煮込みとは「居酒屋大全」の著者大田和彦さんが提唱した、東京三大煮込み(月島 岸田屋、千住 大はし、森下 山利喜)に、立石 宇ち多"と門前仲町 大坂屋を足したものをいうらしい。
※今回は文章長めだっ!!
目次
東京五大煮込みを比較してみる!
煮込みといっても、牛モツ煮込みと豚モツ煮込みに分類される。そして、全店共通して野菜などは入っておらず基本モツのみ。
■牛モツ系
岸田屋 ⇒ 牛すじ系。アキレス腱、すじ肉、メンブレン。醤油味噌甘め。
大はし ⇒ 牛のカシラ、すじ肉。甘じょっぱい大和煮系。
山利喜 ⇒ 牛内臓系。シロとギアラ。豆味噌、ワイン、ブーケガルニ入り。
大坂屋 ⇒ 牛内臓系。串に刺さっている。大阪ののドテ焼きっぽい。
■豚モツ系
宇ち多" ⇒ 豚内蔵系。様々な部位。濃い味噌系。
各店の見た目比較!
岸田屋
大はし
山利喜
宇ち多"
大坂屋
※撮影禁止なので画像はなし。食べログ 大坂屋に数枚だけ画像がある。
とんとんの独断の偏見による順位。
こうして並べてみると各店舗それぞれに特徴があることがわかる。とんとんなんかが順位付けするのはおこがましく感じるがそれでは話が進まないってことで!
とんとん的順位 煮込み
- 5位 千住 大はし
- 4位 森下 山利喜
- 3位 門仲 大坂屋
- 2位 月島 岸田屋
- 1位 立石 宇ち多"
大はしを食べた時のがっかり感は半端なかった。もちろん、「三大煮込み」ということでハードルを上げすぎたというのもあったんだけどね。昔は貴重な牛肉を安価に食べさせてくれたお店だったのかもしれない。でも現代では調理方法も食材も研究されてしまって、上をいくお店が後を絶たず我々の舌も肥えてしまったんだろうなー。各店に言えることだけどね。
山利喜は、苦味が強かった。コク?が平坦で深みがないというか。こんなはずはないと、何度も味わったんだけどね。商魂たくましい感じにも嫌気がしたかな。大衆酒場ではない。
大坂屋の牛煮込みは串に刺さっている。昔のモツ煮込みは串に刺してあるタイプだったので、それを現代まで遺している点で価値があると思う。だが、味となると大はしと同じで現代では通用しないと思う。
岸田屋の煮込みは、漫画美味しんぼでも何度か出ていて、究極の煮込みとまで評されている。確かに、5~3位は順位付けしたもののどれも似たような感じで、ここ岸田屋は3店舗より抜きん出ている。
宇ち多"の煮込みは美味い。唯一豚の煮込みだからなのか?色は黒に近いが、味はあっさりしていてコクが深い。それにオーダーに慣れれば好みの部分、ホネ、白いとこ、黒いとこ、ハツもと、脂のとこ等に幅広く対応してくれる。
総合的な順位は?
かなり辛口で評したのには訳がある。当たり障りないことを書くことで、とんとんの記事を読んだ人が、実際にその店舗に訪れてがっかりするのが嫌だったからだ。もちろん、好みが同じとは限らないので合う人もいるかもしれないけどね。自分に正直でありたいってことで!
実際に、サイドメニュー、価格、接客等色々加味した順位はまた変わってくる。一位は宇ち多"、二位は岸田屋で変わらないけど。三位は大はし、四位は大坂屋、五位は山利喜かな。岸田屋の接客は凄くいい。三大煮込みという驕りも一切感じないし、お客さんに喜んでもらいたいという想いが伝わってくる。サイドメニューも多く、美味しいぞ。大はしは、江戸っ子の粋?なのかどうかわからないが、一見の価値はあるかも。
新東京五大煮込みを探求するべし!
とんとんは別にもつ煮込みだけを特にクローズアップして食べているわけではないのでそんなに詳しくはない。おい、今更かよ!っていうツッコミが聞こえる……。そんな中で今のところ一番美味しい煮込みと感じているのが、恵比寿の縄のれん次に新宿のウッチャンかなー。縄のれんは残念だけど撮影禁止なんだよね。これからも色々なお店で飲んだくれるけど煮込みは常に意識していこうかな!とんとん的新東京五大煮込みを探求していこう!
ここの煮込みは絶品だぜっ!という情報をお持ちの読者さんは是非とんとんまでお知らせください!都内であれば駆けつけます!