ついに森下へやってきたとんとん。よく知らない地名だったけど大江戸線で両国の隣だったのね。蒲田とかあっちの方だと勘違いしてた。それは大森か。よーし、今日も飲んだくれようか。
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80余年の歴史。山利喜のもつ煮込みはフランス料理と融合していた!?
宇ち多"、大はしと東京五大煮込みを二つ制覇したとんとんは、次なるターゲットを森下 山利喜に定めた。混んでいる、行列が~という話を耳にしていたので余裕をもって18時頃に森下駅へと到着した。大通りに出るとすぐに赤い提灯が目に入る。
ホントは赤提灯よりでっかい建物が目につくんだけどね。看板も暖簾もデカイし。
っていうか、誰も並んでいない。まさか休み!?と、道路の向こう側から不安になりながら近づいていく。ここまで来てそりゃ無いよ!と焦りながら信号を渡るとすぐにお店の前へ。暖簾が出ていたのでホッとする。それにしても大衆居酒屋なのに大きい建物だなぁ。
店内では大鍋が出迎えてくれた!
店内に入る。かなり綺麗というか、内装費が掛かっているんだなという印象を受けた。大衆酒場って書いてあるけど、どこがやねん!と誰しもがツッコまずにはいられないだろう。
席へと案内され、まず目につくのは透明なボードで仕切られた調理場にある大鍋。赤茶色で濃そうな煮込みがグツグツしている。これは期待できそうだ。
飲み物のメニューに目を通す。ラガービールの大瓶が600円でキリンかアサヒを選べるらしい、日本酒は一合620円からあるぞ。お、静岡の磯自慢があるじゃないか。他にも色々あるけど、ホッピーはない。ハイボールは450円か。とんとんはまずレモンチューハイ380円を注文した。
よし。今回は飲む前に画像が撮れた。箸置きに店名が刻まれているだけで高級感を感じてしまうね。儲かってんだろうな。お通しは根菜とマカロニを鯖のフレークで和えたもの。至って普通かな。
価格はちょっとけっこう高め。
レモンチューハイを飲みながらフードメニューを見る。
煮込み卵入り650円て……。ガーリックトースト300円と合わせたらそれだけでほぼ1,000円じゃないか。せっかく来たのだから頼むけれども。
オーダーすると、すぐにお兄ちゃんが大鍋から煮込みをすくい、小型の土鍋に入れる。そしてそれを横のコンロで火にかけ始めた。グツグツ感を出す演出は中々いいね。ここのHPを調べたところ、部位は脂のついたままのシロとギアラを豆味噌で煮込み、ワインとブーケガルニも入れてるということ。新感覚煮込みか?
そして、ついに東京三大煮込みの一つが登場した!
写真では伝わりにくいがグツグツしてる。音も楽しませてくれるのはいいよね。そそります。中を見ると薬味のネギが乗っていてモツ以外は追加の玉子だけで根菜等はない。なるほど。余計なモノは入れない、という概念が五大煮込みには共通しているのだと感じた。だが、とんとんは思う……650円なのに量少ないわっ!余計じゃないものまで省いてるよ。
と、心の中でツッコんでると、ガーリックトーストが運ばれてきた。
名物にうまいものは……。
まずはガリトー(ガーリックトースト)を千切って食べる。うん、美味しいぞ。小麦が香るのがわかる。にんにくとバターの味も鉄板だ。
そして、煮込みを一口。うん、美味……くない?なんだろう、シロの脂身は感じるんだけど、この汁に苦味があるというか……。濃厚なのか、煮込みすぎなのか。旨味をあまり感じない。もう一口食べる。うーん。そうか、ワインとブーケガルニか。くっそー余計なことしやがって。正直、とんとんの口には合わなかったなー。
でもまだ諦めないぞ。みんながやっているように、ガリトーにモツを乗せて食べる。うん、やっぱり駄目だ。美味しくないものをガリトーに乗せたって美味しくないわけで。想像通りのお味だった。
そうだ。玉子だ!追加チョイスした玉子がまだある!これに絡めれば美味くなるんだ。希望を捨てないとんとんは、玉子を箸で割るが、固い!トゥルンと外へと飛び出さにように気を遣っているせいか固くて中々割れない。
どうにか割ると中は画像の通りで。。。
もう帰りたかったが、最初にカシラ串2本300円を注文していたので煮込みを食いながらそれを待つ。
塩加減もいいし、臭みもない。だけど脂身が固く、口に残る感じだったのでレモン酎ハイで流し込んだ。残念な気持ちになる。名物に美味いものなしということわざを思い出したとんとんは店を後にした。二軒目に行くために!w
マストなオーダー
来たからには、煮込み600円かな。
とんとん評価
CP度(美味しさ×価格):2/10
お会計
お通し280円
レモンハイ380円
煮込み玉子入り650円
ガーリックトースト300円
かしら塩2本300円
合計:2,062円(税込み)
せんべろではない。
店舗情報
大衆酒場 山利喜
東京都江東区森下2-18-8
営業時間:17:00~22:00
定休日:日曜、祝日